Preview environments for beginners ?

いまどきいろいろ大変そうなので確認環境の話でも。

Webサイトを作ることは、単なるHTMLだけチマチマ書いてればよかった頃から考えると、今では多くの技術を取り込んで進歩し続けています。コードを書くような仕事では、あつかう技術もますます幅が拡がってきます。CSSにJavaScriptだけでなく、CMSを使うならそのベースとなってる開発言語のことも知っておいた方が良いということに…。

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写真と本分は関係ありません

ローカルで作ったHTMLをブラウザにドラッグ&ドロップして確認できればいいけど、CMSのシステムやプログラムとなったらそれができないわけで、何かしらの確認環境の準備が必要です。Webサイトは、Webサーバを介して配信されるものです。でも、フロントまわりを扱う人達はそういうベースとなってる配信側の仕組みやサーバサイドの技術に詳しくないことの方が多いでしょう。

お金があれば適当な共用ホスティングでも借りてテスト環境にでもすればいいのですが、それはそれで安いがゆえの制限があったりで思うように作業ができないこともあります(特に日本のって皆さんご存知な感じですから…)。そこで初学者をはじめとしてそっちに明るくない方たちが手っ取り早いからと使うものといえば、Webサイトの配信に必要なソフトウェアを丸っとお膳立てしたMAMPやXAMPPといったものでしょうか。

悪いわけではないけど…、オススメはしません

この辺のアプリケーションは、インストールさえしてあげればすぐに本番さながらのテスト環境が整いますので簡単便利に使えます。それで済む組織や環境であればいいんです。ただ、簡単便利に使えるからこその落とし穴もあります。いえ、落とし穴といって良いかどうかはわかりませんが、今度はそこから先に進めなくなってしまうんですよ。「いや、別にそっちは専門じゃないし」と言いたい気持ちもわかります。でもね…。

本番環境とは構成も違う、どちらかといえばオリジナルのマシンを使ってるようなもの。仕様というか構成自体がそれぞれで独特でしょうから、それでうまくいくやり方だけ覚えても仕方がないんですよね。どうせなら広く使われてるシステムに近い動かし方を覚えておいた方がいいかな?と。さまざまなクライアントの環境をそれぞれのバーチャルホストで動かすには大体こう、ディレクトリはココ、初期設定はココね、みたいな。

独自環境からの脱却を

独自のやり方は、残念ながらそこでしか通用しません。ローカルであってもトラブルがあった時にどうすればいいのか、何をいじっていいのか皆目見当も付かないでしょうし、仮にリモートでWebサーバやPHPのバージョンアップの必要に迫られてもやり方すらわからない、と。それは実際の業務的にはまったく必要のないことに思えるかもしれません。でも、家を建てるのに骨組みの作り方を知らなくてできます?

多くの方は手元のソフトの使い方は知ってるでしょう。でも少しぐらいはシステムやネットワークのことを知らないと、ローカルで新しいことをやりたくてもどうしていいかわからなくなってしまいます。特に最近、いろいろな仕組みや技術を使う機会も増えてきてましてねぇ…。でも、基本ができてれば応用が効きます。MAMPやXAMPPは、基本の部分を全部肩代わりしてくれるから困るんです。

もし、あなたが次から次にでてくる新しい流れに乗りつつ楽しく仕事していこうと考えるのであれば、楽な確認環境を使う手っ取り早いやり方から飛び出して、必要になった時に自分でそれ用の開発環境の一個ぐらい作れるよう次のステップに移った方がいいではないか、と思います。何か新しいことを始めなければならない時、知ってるか、知らないかの差は意外と大きいものですよ。本来自分がやるべき仕事に取りかかるまでの時間的にも。

絶賛勉強中の初学者の皆さんは、PHPとか必要なくJavaScriptの動作とかその辺だけなら「Anvil」使うのが一番簡単です、はい。もう初学者ではなく、リモートにある程度の準備が整った環境を作りたいなら、たった月額$5でボタン1プッシュ、55秒でSSDマシンの用意ができる「Digital Ocean」とか便利ですよ。ココも使ってます。

最後に。今からWebの仕事するつもりなら黙ってMacbook Airでも買いましょう。確認だけでなく制作に関わる環境準備にかかる手間が話にならないぐらい違います。

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【余談】最近MAMPを使わない方法でこちらの記事(英語)が連載されてますが、このやり方はあんまりオススメはしません(バージョンとかの問題もあり)。一番手っ取り早い方法なので何年か前に紹介したりもしたんですがね。